滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-大津支部-

2018年6月26日(火) 大津支部6月例会を開催しました!!

大津支部 例会レポート

日時:2018年6月26日(火) 18時30分 開会 21時分閉会

会場:びわ湖大津館 桃山会場

報告者: 石川 朋之氏 HONKI(株) 代表取締役 2018年度滋賀県中小企業家同友会 青年部 直前幹事長

テーマ:「同友会青年部で学んだリーダーシップとは」~不離一体経営で前年対比130%アップ!~

司 会: 白澤 守 まもる会計事務所

参加者:35名

 

2018年6月26日(火)18時30分より、びわ湖大津館 桃山会場に於いて、滋賀県中小企業家同友会 大津支部6月例会が参加者35の中開催されました。

石川氏は同友会青年部の幹事長を経験され、65名だった青年部の会勢を100名にまで伸ばされました。社業と同友会活動を両輪で動かせば、必ず「良い会社」に成長し業績が向上することを経験されました。

報告内容は、同友会と自社の関わり=不離一体経営の話が中心となりました。

HONKI㈱は、若者教育を中心とした研修事業、企業における各種研修、評価制度の策定、新卒採用支援等の採用事業、ITソリューション事業、海外での新事業の立ち上げのサポート等、国内外に幅広く事業展開されています。

しかし、起業後からこれまでの道のりは平坦ではありませんでした。起業後5期目にはそれまでの助成金頼みの体質が裏目に出、一転赤字に転落しました。資金繰り難に陥り、社員は疲弊。キャッシュアウト寸前のところ何とか金融機関からの融資を受け、自分と会社経営に向かい始め、社内の環境を大きく変える決断をされます。この経営難の折にも続けていたもう一つの活動が滋賀県中小企業家同友会・青年部でした。青年部での活動を始めた翌年には幹事長に抜擢され、青年部の活性化のヒントを自社事業にも結び付けました。青年部で学んだことは組織を創ることの大切さ、どのように人を活かすのか、そしてどうすればその組織が動くのか…そのヒントは、経営者として会社の「方向性を示す」ということでした。そして、誰とやるのか、何を任せるのかが組織づくりの核であり、リーダーの役割は風通しの良い組織づくりを仕組み化することであると気づかれます。青年部の活動を通じて「組織づくりを身体で学ぶこと」が出来たということでした。

オートバイレーサー時代の師匠から学んだことは「いばらの道を行け」。㈱堀場製作所の会長から学んだことは、経営とは「決断」すること。バイクレースから学んだことは「バックエンド思考」(≒結果から逆追いする思考)。これまでの全ての経験を血肉に変え、「日本の元気をつくりだす」という強い想いのもと、現在もさらなる高みを目指し、前進を続けられています。

グループ討論テーマは「何のために同友会活動をやっていますか?」でした。

同友会と自社経営が不離一体であるという報告にふさわしいテーマで、各テーブル活発に意見が交わされました。

座長は㈲山口一心堂・取締役の山口智久さんが務められ、2つの学び・・・組織を創ることの大切さ、人を活かすことの重要性についてまとめられました。

 

(記:加賀山)